BUAISO 東京オフィス探訪 -企業の仕事場を訪ねる-

光、空気、人が流れるオープンな環境

フロアを結ぶ内階段。グロービス・グループ内の人と空気の流れを促進する。
創業当時は代表の堀義人氏が借りていた三軒茶屋のアパートを拠点としていたが、徐々にオフィス環境に対する独自のこだわりが築かれた。 「光、空気、人が自由に流れるオープンな環境を理想としています。これを実現するため、人の流れを分断するパーティションなどはすべて省き、また、オフィスを選択する際には、窓が大きく光がたくさん入ることも重視しました」。
人と文化の交流を促す内階段
グロービス・グループ代表
堀義人氏
「(オフィスの)セキュリティがタイトだから、それを越えてエレベーターに乗るとなると、よほどの理由がない限りは他のフロアに行かなくなり、部署間の交流が全くなくなってしまう。日本企業の良さというのは和をもって交流があること。僕はみんなで協力してひとつのものを作るというシナジーがすごく重要だと思っています」。
そこで設置されたのが1〜2Fのキャンパスゾーンを、そして3〜6Fのオフィスゾーンをそれぞれ結ぶ内階段。これらが人と空気の流れを促進し、交流を生むという。
「気軽に移動できるので部署の垣を越えたコミュニケーションが頻繁に行われています。部署単位で同じフロアにせずとも、内階段があれば少し離れてもいいじゃないかと思えますから、レイアウトの自由度も高まりました。交渉のための時間やコストはかかりましたが、それでも(内階段を)作った甲斐はあったと思います」。
強いこだわりの下に作られた内階段は、グロービスの成長と企業カラーを象徴する。
麹町に留まる理由
「声を掛けたビルオーナーが持っていたビルがたまたま麹町にあったというだけで(笑)。まずは安く借りられる所というのが始まり。月30万円、敷金礼金なし。保証金もありませんでした。それが麹町に来たきっかけです」。
始まりは“偶然の出会い”だが、2度の移転を経ても麹町を離れることはなかった。堀代表は麹町にどのような印象を持っているのだろうか。
「番町麹町界隈は、もともと文人街で、今も知的産業が盛んです。都内でこれだけ落ち着いた場所はそれほどないんですよね。皇居の南側には国会議事堂や霞が関、東には丸の内、大手町があって、北は神田。交通のアクセスもよく、多忙なビジネスパーソンが通いやすいので、スクールの環境としては最適です」。
グロービスが掲げるオフィスのガイドライン
経営大学院の学生などにも開放されているライブラリ。ゆったりとした空間が確保されている。交通アクセスが良く、落ち着いたキャンパスには多くの受講生が集まる。
「オフィス環境の良し悪しが、スタッフに心理的な影響を及ぼし、グロービスにとって最も大切なクリエイティブな企業文化、さらには労働生産性を左右すると思われ得る。従い、心地良い環境を整えるべく、最低限のガイドラインをもうけて、皆で明るく、楽しく、仕事に励める環境を創るべく努力したいと思う。
1.基本方針:
(1)光、空気、人が自由に流れるオープンな環境とする。従い、パーティションや個室などは極力導入しない。
(2)緑、ガラス、木目、絵などを使い、色を少なくして、シンプルで分かり易いレイアウト・基調とする。(以下省略)」(以上ホームページより抜粋)。
このガイドラインは名古屋、大阪のオフィスでも共通のものとして守られているという。
グロービス・グループは「人の交流」「知の交流」を促すオフィスを拠点にして「アジアナンバーワンのビジネススクール」「アジアナンバーワンのベンチャーキャピタル」を目指す。
東京オフィス探訪
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グロービス・グループ
学校法人グロービス経営大学院や株式会社グロービスなど、ビジネスパーソンにはおなじみのグロービス・グループ。キャンパスとオフィスを内包する仕事場ではどのような工夫がされているのか。
株式会社ABC Cooking Studio
東京・千代田区にあるオフィスビルの地下2階。200坪ほどの敷地に ABC Cooking Studioは本社を構える。全国に料理教室を展開する同社の本社を、オフィスバンク代表の森村泰明氏が訪ねた。
株式会社パーク・コーポレーション
良質な花を低価格で提供しファンを集める青山フラワーマーケットなど、「Living With Flowers Everyday」をキーワードに花卉事業を展開する「パーク・コーポレーション」
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